「いいえ。」


渚ちゃんは笑顔でそう言うと、何かを思い出したかのように聞き出した。



「そういえば入院はいつ?」




あ、忘れてた入院のこと。



「ん?そういえば明日かな?」




すると渚ちゃんは「ええええええ!?」
と大声をあげだした。




「早く、伝えてきなさい!病気のことと、聖奈の気持ち!」




渚ちゃんはあたしを立たせると、背中を押してくれた。




時刻は6時。学校はすでに終わっていた。



きっと…帰宅してる。