あたしが教会に見とれていると、ガチャっと音がした。 「聖奈、入るぞ」 そこには手招きしている叶斗くん。 「うん!いくね!」 あたしは走ってそっちに向かった。 入り口につき、緊張しながら中へ入る。 「すごい…」 中に入るとそこはもうすごかった。 並ぶたくさんの椅子。 外の十字架より一段と輝いている一番奥の十字架。 ステンドグラスからは、どこにもないような綺麗な光がさしていた。 あたしはその美しさに魅了された。