クールで不器用な君。



家に着くと既に裕美ちゃんが居た。



「あ、瑠璃遅ーい。」



「ごめんごめん。」



リビングに居る三人を部屋に案内しとりあえずお茶を出した。



「女の子の部屋……。」



「やっぱ瑠璃の家はいつ来ても広いわね。」



薄いピンク色の壁紙で家具は白を基調としたものが多い。



ベッドと机、あと本棚にクローゼットあとは小物を入れるショーケース。



あまり余計なものは置かないようにはしているけどついアクセサリーやらを集めては、飾ってしまう。




部屋に入るのは七瀬くんも初めてだっけ。




少し緊張するな。