「瑠璃、話あるんだけど。」 HRが終わるとともに隣に居る瑠璃に話しかけた。 「…うん?何?」 「来て。」 そのまま手を引き校舎裏までやってくる。 「あのさ……。」 「はいっ。」 なぜかガチガチの瑠璃。 「お前が佐伯と付き合ってるのは分かってる。でも…それでも俺、瑠璃の事が好きだ。」 「へ?」 「多分、昔から俺は瑠璃の事が好きだったんだと思う。」 あのビーズの指輪を手に握り俺はそう言った。 返事はNOだとわかっているから……。