昼休み、瑠璃は足早にどこかへ行ってしまった。 ボーっと席に座っていると目の前に真中がやってきた。 「あんた、あのままでいいわけ?」 「何が?」 「あの二人が付き合ってて、よ。」 「よく……ないし。」 「なら、それなりに何か手は尽くすつもりなんでしょう?(まぁ、付き合ってるフリだけど)」 「奪うつもり。」 「ならよし。あ、瑠璃なら佐伯と屋上に行ったわよ。」 「ん。」 椅子から立ち上がると急いで屋上に向かった。 屋上の扉から覗くと二人は仲良さそうにお弁当を食べている。