クールで不器用な君。








あの二人、いつの間に付き合ってた……?





もしかして、あの日の放課後に佐伯に告白されてそれをOKしたとか?





今日も一緒に帰ってたし。





なんで……だよ。





はぁ……。





朝、あんなに堂々と報告して、もう俺に入る隙はないぜって言ってるのか。





このまま見守る?




諦める?




俺の気持ちってそんなにちっぽけなものだったけ。





ベッドに寝転んでビーズの指輪を眺めた。




















嫌だ。










そうだ、



















奪えば、いいんだ。