そして今、その瑠璃姉は僕がゲームに夢中になっている間にソファでぐっすりと寝ていた。





僕は、タオルケットを持つと、そっと瑠璃姉にかけた。






瑠璃姉の寝顔はとても幸せそうだ。





アイツ、昔の約束とか関係なしに今でも好きなんだろうな。





瑠璃姉を見ると、アイツが好きになったのに納得してしまった。






「……あ…い。」





ビクッ





「なんだ寝言か……。」





あーあ、あの二人早くくっついちゃえばいいのに。




周りに居る友達ももどかしいだろうな。





なんて思いながら僕はリビングを後にし、アイツの部屋に行った。