コーヒーを飲んで一息。 「そういえば迅人くんって隣町に住んでるんだよね?」 「そうだけど。」 「高校はどこに行くの?」 「瑠璃姉と同じとこ。」 遠くないのかな? 隣町とは言ってもそれなりに距離はあるし。 「………。」 「遠くない?」 「いーや、俺の住んでるとこどっちかっていうとこの町よりだし、瑠璃姉の高校が一番近いし。」 「そっか。なら来年待ってるね。」 「おぅ!ッてなわけで勉強教えてよ。」 あ、そういえば勉強を教えてもらいに来たんだっけ。 私達の高校もそれなりに頭は良いしね。