クールで不器用な君。






海は人が沢山……っていうほどでもないけど、それなりに居た。




日差しも、海面に反射して眩しい。




日焼け止めはちゃんと塗ったし、大丈夫。




宿で借りたパラソルを広げ、シートを引き、荷物を置いた。




「おーい、早く泳ごうよ。」




「あ、佐伯、一人で勝手に行くんじゃなーい。」




雄太くんに続き、裕美ちゃんも走って行ってしまった。




「あ、待ってよ~。」




七瀬くんはパラソルの下で座っている。




「七瀬くんは入らないの?」




「んー。後で行く。」




「そっか。じゃあ先行ってるね?」




七瀬くんって、海に来てまでぼーっとして、変わらないなぁと思った。





でも、やっぱり七瀬くんも男の子で、程よくついた筋肉はかっこいいな。と正直に思ってしまった。







お母さんとお父さんにあんなこと言われたから意識しちゃってるの……かな。