モテるんは俺の趣味やっ!

「たっちゃん、あんたなぁ。


そない誰も彼もからモテて、どうなりたいねん!!」







たっちゃんが、心外だ、とでも言いたげな表情をする。







「なんでやねん、モテて何が悪いん!?」






「あんた、モテることしか考えてへんやん!


口を開けば『モテたい、モテたい、愛されたい』。


ほんまにもう、どっか頭おかしんとちゃうか!?」






「モテたぁて何がおかしいのん?


モテんのは俺の趣味や!!」






「それがおかしいんやっちゅうねん!!」






「人の趣味、おかしいとか言うなや!!


個人の勝手やろ!?」







たっちゃんはぷぅ、と頬を膨らませた。




ハタチの男のふくれっ面なんか、まったく可愛くないっちゅうねん。