モテるんは俺の趣味やっ!

「えっ、ドリンク券?

そんなんあるんや」





「俺どうせ使わんし、やるわ」






その瞬間、たっちゃんの顔がぱっと輝く。






「うわぁ、ほんまに!?

やったぁ、ヤマモトさん、最高やわ!」





「そりゃどうも」







そう言ってポケットを探ったヤマモトさんは、くしゃくしゃになった紙くず(にしか見えへん!)を取り出し、広げて中を確かめると、たっちゃんに投げてよこした。







「おおきにー!!


にしても……ヤマモトさんのポケットん中て、さぞカオスなんでしょねぇ」






見るも無惨な状態のドリンク券をまじまじと見ながら、たっちゃんがしみじみと言った。



ヤマモトさんは苦笑いを浮かべる。






「あー、せやなぁ。


部屋もごっついきっちゃないしな。


ま、ええねん、男は大ざっぱなくらいがモテんねん」