モテるんは俺の趣味やっ!

あたしとたっちゃんがパチンコ屋の入り口で待っていると、中からヤマモトさんがゆったりとした足取りで現れた。






「よぉ。相変わらず仲良しやなぁ」





「ヤマモトさん、こんちは」





「パチンコ中やったのに呼び出したみたいなって、すみません」






「ええねん、ええねん、こんなんただの暇つぶしなんやから」







ヤマモトさんは、自販機の横の灰皿に煙草を押しつけた。







「どっか行くんか?」





「あ、ミサキとカラオケ行くんです」






たっちゃんは人懐っこい笑顔で答える。






「あぁ、そこのか。

俺、ドリンク券もっとんで」






ヤマモトさんが思い出したように言った。