続々と校門に吸い込まれていく、授業を終えた学生たちの群れに紛れて、あたしとたっちゃんは校外へ向かう。
「どこのカラオケ行くー?」
たっちゃんがわくわくした様子で訊いてきた。
ほんま、よく笑うやっちゃ。
たっちゃんはいつ見ても笑顔だ。
まさに、万年脳内お花畑男。
あたしはちょっと考えてから答える。
「この前行ったとこ、安くてきれかったよなぁ」
「あー、石池商店街の?」
「そーそー」
「せやな、たしかに良かったな。
ほな、あそこ行こか」
「んー」
あたしたちは校門を出ると右に曲がった。
この坂を下りていくと、いわゆる学生街である『石池商店街』に辿り着くのだ。
石池商店街は、まさに古き良き大阪の商店街、といった感じで、うろいついている買い物客は、豹柄のおばちゃんとうちの学生が半々、といったところ。
ま、ほんまに豹柄着とるおばちゃんなんて、ほとんどおらんけど。
イメージな、イメージ。
でも、黒地に七色のスパンコールで花の絵が描いてあるようなシャツを着ているおばちゃんが大半。
つまり、大阪の商店街。
「どこのカラオケ行くー?」
たっちゃんがわくわくした様子で訊いてきた。
ほんま、よく笑うやっちゃ。
たっちゃんはいつ見ても笑顔だ。
まさに、万年脳内お花畑男。
あたしはちょっと考えてから答える。
「この前行ったとこ、安くてきれかったよなぁ」
「あー、石池商店街の?」
「そーそー」
「せやな、たしかに良かったな。
ほな、あそこ行こか」
「んー」
あたしたちは校門を出ると右に曲がった。
この坂を下りていくと、いわゆる学生街である『石池商店街』に辿り着くのだ。
石池商店街は、まさに古き良き大阪の商店街、といった感じで、うろいついている買い物客は、豹柄のおばちゃんとうちの学生が半々、といったところ。
ま、ほんまに豹柄着とるおばちゃんなんて、ほとんどおらんけど。
イメージな、イメージ。
でも、黒地に七色のスパンコールで花の絵が描いてあるようなシャツを着ているおばちゃんが大半。
つまり、大阪の商店街。



