たっちゃんとあたしは、工学部(北キャンパス)と文学部(南キャンパス)で、授業の場所が違うから、偶然顔を合わせる、ということは皆無に等しい。
でも、サークルが一緒だ。
そんなに熱心に活動する雰囲気のサークルでもなかったけど、毎週土曜日の12時に部室(南キャンパス)に集まることになっていた。
それは『ミーティング』という名の座談会みたいなもので、その後はそのまま飲み会、というのが定石。
そこで会うと、たっちゃんは必ず真っ先にあたしに声をかけてきて、隣に座って授業の話なんかを一方的に喋りまくってきた。
そのうち、音楽の趣味がけっこう合うことが分かってきて(二人とも、名前を言っても誰も知らないようなインディーズの、ベタベタなロックハンドが好き)。
サークル内で組んだバンドは違ったけど、話が合う人が見つかったのは、単純に嬉しかった。
飲み会のときは皆の輪から少し離れて、二人で音楽トークをしたりするようになった。
そんな感じでじわじわ仲良くなっていって、サークルがない日も喫茶店とかで会って話したりもするようになった。
でも、サークルが一緒だ。
そんなに熱心に活動する雰囲気のサークルでもなかったけど、毎週土曜日の12時に部室(南キャンパス)に集まることになっていた。
それは『ミーティング』という名の座談会みたいなもので、その後はそのまま飲み会、というのが定石。
そこで会うと、たっちゃんは必ず真っ先にあたしに声をかけてきて、隣に座って授業の話なんかを一方的に喋りまくってきた。
そのうち、音楽の趣味がけっこう合うことが分かってきて(二人とも、名前を言っても誰も知らないようなインディーズの、ベタベタなロックハンドが好き)。
サークル内で組んだバンドは違ったけど、話が合う人が見つかったのは、単純に嬉しかった。
飲み会のときは皆の輪から少し離れて、二人で音楽トークをしたりするようになった。
そんな感じでじわじわ仲良くなっていって、サークルがない日も喫茶店とかで会って話したりもするようになった。



