『あっ、バーベキューんとき、おんなしグループにおった子ぉやんな』
『あー、そーやったかなぁ』
『うん、一緒やったで、ミサキやろ?』
いきなり呼び捨てしてきて、どないやねん、と引きつつ頷くと、『俺はたっちゃんな、よろしく!』と握手を求めてきた。
男の子をちゃんづけで呼ぶなんて、あたしにとっては万死に値するくらい恥ずかしいことだったけど。
あっけらかんとした笑顔に気圧されて、『こっちこそよろしゅう、たっちゃん』と言ってしまった。
あれよあれよという間にアドレス交換をして、その日のうちにすぐメールが来た。
ものすごく適当に返事をしただけだったのに、たっちゃんからは毎日のように何かしらメールが来るようになった。
内容は、天気の話とか、シラバスの見方わけわからんとか、バイトが決まったとか、そういうなんでもない話。
でも、大学に入ったばかりで一人も知り合いのいなかったあたしにとっては、唯一の話し相手だった。
『あー、そーやったかなぁ』
『うん、一緒やったで、ミサキやろ?』
いきなり呼び捨てしてきて、どないやねん、と引きつつ頷くと、『俺はたっちゃんな、よろしく!』と握手を求めてきた。
男の子をちゃんづけで呼ぶなんて、あたしにとっては万死に値するくらい恥ずかしいことだったけど。
あっけらかんとした笑顔に気圧されて、『こっちこそよろしゅう、たっちゃん』と言ってしまった。
あれよあれよという間にアドレス交換をして、その日のうちにすぐメールが来た。
ものすごく適当に返事をしただけだったのに、たっちゃんからは毎日のように何かしらメールが来るようになった。
内容は、天気の話とか、シラバスの見方わけわからんとか、バイトが決まったとか、そういうなんでもない話。
でも、大学に入ったばかりで一人も知り合いのいなかったあたしにとっては、唯一の話し相手だった。



