モテるんは俺の趣味やっ!

たっちゃんがからかうように言ってくるので、あたしは眉を吊り上げる。







「ちょお、やめてや!!


とっといたとか言うたら、あたしがまるで後生大事にしとったみたいやん!!



ちゃうねん、たまたまや、たまたま!!」






「んもー、ミサキちゃんたら、照れ屋さんなんやから♡」







おちゃらけるたっちゃんを、そろそろ殴ってやろか、と思った、その瞬間。








ーーーーーードォー………ン







地を揺るがすような爆音が鳴り響いた。






あたしとたっちゃんは、同時に顔を上げ、夜空を仰ぐ。







「…………あ」






「………花火………」







後夜祭の恒例行事、学祭を締めくくる花火が打ち上がったのだ。