モテるんは俺の趣味やっ!

みんなの顔に、笑顔の花が咲き誇る。





すぐに、手拍子つきの大合唱が始まった。





楽しそうに歌うたっちゃんの顔が、スポットライトに照らされて、きらきらと輝いている。





今までで最高の盛り上がりをみせる観客たちの注目を集めて、たっちゃんは心地よさそうに歌う。






あたしはぼんやりとそれを眺めながら、さっきのたっちゃんの言葉を反芻する。






―――――『俺はやっぱりミサキのことがいっとう好きや』









…………………なんやねん、ほんまに。





ほんまにもう………恥ずかしいやっちゃ。









少し、風が出てきた。




火照った頬を撫でていく冷たい風に感謝しながら、あたしは溜め息とともに夜空を仰いだ。