モテるんは俺の趣味やっ!

そんな感じで、あほらしくも楽しいライブが続き、終わりの時間が近づいてきた。




たっちゃんが、今にも泣き出しそうな顔で、マイクをつかむ。






「…………みなさん。


さみしいけど、ほんまにさみしいけど、とうとう、最後の曲になってしまいました………」






「わー、いややーっ!!」





「もっとたっちゃんズ聴きたいーっ!!」





「たっちゃーん!! 大好きー!!」






みんなの声に、たっちゃんはへらりと笑って両手を上げる。






「俺もみんなが大好きやでーっ!!」





「きゃぁぁぁっ!!」





「たっちゃん、ありがとーっ!!」






………なんやねん、この一体感。




ほんま、呆れるわ。





あたしは苦笑しながら、腕を組んでそのさまを傍観していた。





そのとき、たっちゃんがゆっくりと両手を下ろし、みんなの歓声がおさまるのを待ってから口を開いた。