モテるんは俺の趣味やっ!

「ミサキの笑顔見た瞬間、もっともっと笑わせたい、笑顔が見たいて思うたて。


そんなふうに思うとるうちに、だんだん、ミサキのことばっかり考えるようなって、ミサキのこと好きなんやて自覚したんやて」







「………はぁ……」







――――それでも、あたしはまだ、信じきれなかった。




あたしとたっちゃんの今までの関係を思えば思うほど、たっちゃんがあたしのことを好きだったなんて、どう考えてもありえない。




あたしたちは、ほんまにただの、仲良い友達。





あたしは、たっちゃんの前では、たっちゃんの優しさと大きさに甘えて、何も考えずに言いたいことを言って。



たっちゃんは、あたしの前では、マニアックな音楽を聴いたり煙草を吸ったり、誰にも見せない姿を見せられる。





そういうふうに、お互いに、他の人には見せられない面を隠さずにいることができる、親友の関係。





少なくとも、あたしはそう思っていた。



そしてたっちゃんも、あたしとの間に男女の壁を感じさせたり、必要以上に踏み込んできたり、そういうふうに恋愛的なものを匂わせたことは、一度もなかった。





やっぱり、信じられへん………。