モテるんは俺の趣味やっ!

ほんま、いったいなんやねん!!




だんだん苛ついてきたわ!!






「たっちゃん!!」






あたしはたっちゃんの耳を指でつまんで、無理やりこっちを向かせた。







「いたたたっ!!


あかん、あかんて!! 耳ちぎれる!!」







たっちゃんは慌ててあたしの手をつかみ、自分の耳を救出した。







「……………」





「……………」





「…………見んといてや、ミサキ……」





「なんでやねん、見るわ」





「………もぉ、こないな顔、見せとうなかったのに」






そう言ったたっちゃんの顔は、たしかに、いままで見たこともない表情をしていた。





眉根を寄せて、唇を尖らせ、目尻がすこし赤くなっている。






あたしはそのことに少し驚きながら、口を開いた。