モテるんは俺の趣味やっ!

そこに、「おい、どした?」とヨシキさんがやってきた。





あたしたちの騒ぎを聞きつけて、引き返してきたらしい。







「なんかあったんか?」





「あ、ヨシキさん……えーと………」






なんと答えればいいのか分からず、あたしが口をつぐむと、キジマさんがヨシキさんに駆け寄った。







「うぁー、ヨシキ!!


俺、やってもうた!!」






「は? いったいなんやねん」







苦笑しているあたしと、硬直しているたっちゃんを交互に見比べて、ヨシキさんが眉を上げる。







「………なにがあってん」






「………俺、ミサキに言ってもうてん。


ヤマモトと、ヨリ戻さんのか、て……」






「ーーーはあっ!?」







ヨシキさんが口をぽかんと開いた。




そしてもう一度たっちゃんを見て、はぁぁ……と溜め息を吐き出す。







「………キジマ」





「はいっ」






ヨシキさんの低い声に、キジマさんがぴしりと姿勢を正す。






「お前、しばらく酒禁止」





「………はい………」






キジマさんはしゅうんと項垂れた。