モテるんは俺の趣味やっ!

「ほんで、どんな決着になったん?」






ヨシキさんが訊くと、キジマさんが答える。






「いや、そこにな、ちょうどミサキが現れて!

道の真ん中で往生しとるたっちゃんの首ねっこ掴んで、すたすた連れ去ってったわ」




「わー、ミサキ、おっとこ前!!」




「ははは……どーも」






先輩たちの拍手を受けて、あたしは力なく笑った。




まさか、アレを見られとったとは。



確かにあたしは先週、子どもと犬に奪い合われているたっちゃんを救出した。



たっちゃんのバイトの時間が迫っているのを知っていたから。



まぁ、バイト先の人に迷惑かけんように、助け舟出したったわけや。





いろいろ言われたらめんどいな、と思っていたら、話題はたっちゃんの『愛され技術』にうつっていったので、あたしはふぅ、と溜め息をついた。