モテるんは俺の趣味やっ!

店に入って、レジで部長の名前を告げると、二階席に通された。




人数が人数だし、うるさくなるのは確実なので、二階席を貸し切りにしているらしい。





部長のヨシキさんと副部長のエイジさん、そして今日の幹事のキジマさんが、すでに席に座っていた。






「おっ、来たかー」




「来ましたよー♪」






先輩たちの視線を受けて、たっちゃんがにかっと笑う。





キジマさんが少し詰めてくれて、「二人とも、ここ座りぃや」と言った。






あたしたちはお礼を言ってそこに座る。






「キジマ、お前からむなよ?」





ヨシキさんが、キジマさんに釘を刺すように口を開く。




キジマさんは不服そうに「なんでやねん!」と言い返した。






「なんでて、お前、酔うとめんどくさいからやろ。

毎回後輩にからみよって」





「そんなん言われても、俺ぜんぜん覚えてないし」





「お前はなんやえらい世話焼きなんねん。

こないだもサクマつかまえて、彼女おらんのか、紹介したろかー言うて、サクマ困っとったで」





「ええやん、紹介すんねんから」





「先輩に紹介されたら、好みの子ぉやなくても遠慮して断わられへんやないか」





「せやで、キジマは余計な口出ししすぎんねん。

ミサキとたっちゃんも、めんどくさなってきたら、すぐ席うつってええからな?」





「なんやねん、ひとをお邪魔虫みたいに!」