モテるんは俺の趣味やっ!

首を傾げた仕草が、不思議そうに見えたので、あたしはさらに続ける。







「バイトやからってテキトーに働いとったりとか、平気でドタキャンしたりとか、あたしはむかついてしゃあないねん。


でも、たっちゃんは、なんや笑うてさらっと受け流しとるように見えんねんけど。


たっちゃんはいらつかへんの?」






「うーん………」







たっちゃんは眉根を寄せて、考え込むような表情になる。




しばらくしてから、たっちゃんはにこっと笑って答えはじめた。







「………俺、いつも思うてんねんけどな。



世の中には、色んな人がおるやん?


自分の価値観から考えたら、なんでやねん、て思うことする人もおるよな。



そんでもなぁ、そうゆう人にいちいちむかついとったら、疲れてまうやん。


こっちがいらついたところで、そん人が何か変わってくれるわけやないし。



ほんだら、そうゆう人のためにむかついたるんは、時間の無駄っちゅうか、労力も無駄っちゅうか。



とにかく、自分にとってマイナスにしかならへんのちゃうかなぁ、て」







たっちゃんはあっけらかんと、そう言った。