「あっ!!そういえば、聖夜君はどうしてここにいたの?」



「....サボってた。」


悪気が無さそうにいい放つ聖夜君。


その姿も様になる。



「サボってた?!.....サボっちゃダメじゃん」



ってあたしなにいってんの?


余計なお世話だよね。




「.....ああ。次は出る。」



へっ?


思わず拍子抜けしてしまった。



「余計なお世話って思わないの?」



「...別に思わない。」



なんだぁー!良かった!


あたしはホッと安易の溜め息をついた。



聖夜side



「余計なお世話って思わないの?」



不安そうに眉を下げてこちらをみるクラスメイトの神岡くるみ。


俺がいつもたむろってる場所をいつも通る女。 


....まあ、友達もいるけど。



俺は今日サボるため図書室に来ていた。



しばらく、寝ていると女子の怒鳴り声が聞こえた。


なんだよ。うっせなー


見に行くとくるみが村田達に囲まれ今にも叩かれそうだった。


俺はその光景をみたとたんなぜだかは分からねぇが無性にイライラした。


村田達を止めると悔しそうに出ていった。