そんなとき、


「ガラッ」

ドアが開く音がしたので誰かと思い本棚から顔を出すと、


「あれぇ~くるみちゃんじゃーん!!」



うわわっ!!汐里ちゃん達だ!


ほんと、よく会うなぁー。


「何してるのぉ~?クスクス♪」


ミズホちゃんが、バカにしたように笑う。


「もう!!ミズホも汐里もそんなことどうでもいいでしょ!

単刀直入に言うわ!

聖夜君から、離れてくんない?」


えっ?なんで?

憎い物を見る目であたしの事を睨む紗季ちゃん。


「そうだったねぇー。....あのさ、あたしからも言わせてもらうんだけどあんた邪魔なんだよね!

あんたが、いると聖夜君に構ってもらえないのよ!!」


さっきとは、全然違う喋り方怒鳴る汐里ちゃん。


きっと、これが本性なんだろうな。