~私が惚れた彼はヤンキー王子でした!~

そうだよね。私、邪魔だよね。



「うん。分かった。」


素直に頷き持ってきたバックに手を掛ける。


スカートについたホコリを払って立つと、


「.....______お前ら、ムカつくんだけど」


聞いたことの無いような物凄く低い声に鳥肌がたつ。


「だよねぇー。くるみちゃん、ムカつくって!!」


勝ち誇ったような顔をあたしに、向けて意地悪そうに笑う汐里ちゃんとミズホちゃん。


「は?だれが、神岡なんて言ったんだよ。

お前らに、いってんだよ。」


ポケットに手を突っ込むと汐里ちゃん達を睨んだ。


「な、なによ!!もう、どうなっても知らないから!!」

顔を真っ赤にして屋上から出ていった。