~私が惚れた彼はヤンキー王子でした!~

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「....._____新川君、起きて!!もう、放課後だよ!!」


屋上で気持ち良さそうに寝てる彼の身体を揺らすが中々起きない。


「もう!!起こしてって言ったの新川君じゃない!!

起きてよー....」


「.........」


いくら話しかけても無反応。


うぅ…どうしよう.....


途方にくれて半泣きしていたとき、


「ガチャ」


音のした方を見ると、


あっ!!


「.....汐里ちゃん、ミズホちゃん、紗季ちゃん。」

そこにいたのはこちらを....ううん、あたしを睨むようにして見る汐里ちゃん達だった。



「あらぁ~、くるみちゃん偶然ねぇ♪こんなところで何してるのぉ~?」


「えっと...新川君を起こしに....」



「.....ふぅーん?そうなんだぁ。実はね、あたしたちも新川君を起こしに来たのぉ~。」


えっ?そうなの?....新川君、汐里ちゃん達にも頼んでたんだ。



「....もしかしてぇ、聖夜君くるみちゃんの事が信用できないからぁあたし達にも頼んだんなよぉー。」


ニヤッと口元が笑うが目は笑ってない。



「あのさ、聖夜君は私達が起こしとくからくるみちゃんはもう帰ってくんない?

こんなところに、いたら邪魔なんだよね。」