「最初に実行委員を決めてな」

「へい!」


教卓の隅で椅子に座ってる先生が倉谷くんにそう言い聞かせた。



「まぁ、茅原と蓮でいいんじゃね??」


『は?!』

「デートの時間潰れる~」

『そこかい!!』


実行委員に批判をしなよ!!
てか、何でデートの話になるの?!



「もう決定~」

「賛成!!」

『ちょっと待っ…』


みんなが半ば強引に私達にしようとして止めに入るが…



「「やるよね?」」


顔は笑っていても声にはドスがきいていた…



『は、はい…』

「チッ」


脅される形で私達は結局、実行委員になってしまった…