_そして放課後。 「じゃ、夏菜またねー!」 「うん!また明日~♪」 なんとか部活初日を終えた私は 夏菜と別れた後、仁と一緒に帰る。 放課後の学校はだいたいの生徒が下校し、静まり返っていた。 「ほら、手」 そう言って差し出された仁の大きな手に そっと触れたら、優しく手を繋いできた。 「…へへ///」 それが嬉しくて、自然と笑みがこぼれる。 「なーに ニヤけてんのw」 「別にーw」