いじわる執事とお嬢様。



「うん…そうだよね」





ありがとう…


ありがとう、香織。






私は

香織に迷惑かけたくないとか理由をつけて…逃げようとしてたんだ。



香織だけじゃなくて、自分の気持ちからも…



仁からも。