いじわる執事とお嬢様。



「ん?」


掴んだのは香織だった。




すると、彼女は私を席から立たせて
夏菜と花梨に言った。


「ごめん、今日は二人で食べるわ」



「オッケー!」


二人の返事を聞くと、
すぐ私を引っ張って教室を出る。



「ど、どうしたの香織!」