次の日、 魔術の本が届いてからは あっという間に一週間がすぎ、 退院の日になった。 「ホント運が良かったですね君は。 あの怪我で無事に退院できるとは。」 荷物をまとめている時に、 お医者さんが私にそう言ってきた。 「…そうですか。」 「さすが、 普通の人間とは違うね。」 その言葉に耳が反応し、 心臓が大きく跳ね上がった。