ーチュンチュン♪ 鳥の楽しそうな鳴き声が聞こえる。 私はゆっくりと体を起こした。 …体が軽い… 昨日のことが嘘のように体調はすっかり治っていた。 …あいつはどこで寝てるんだ? ベッドから降りて廊下にでた。 …無駄に広い。 いくつもドアがあってどこがどこだか分からない。 無駄に長い廊下を歩いていると不思議なオーラを発する黒い扉を見つけた。 …なんだ…?これ… 私はゆっくりとその扉をあけた。