今日もいつも通りの生活を終え、部屋でくつろいでいる時だった。

ブー…ブー…

ケータイのバイブがいきなり鳴った。

「誰だよ…かったるいなあ…」

ちょうど遠くにあったケータイを掴もうと手を伸ばし、やっとの思いで取れた携帯のディスプレイには“美貴”の文字。

美貴とは、小さい頃から仲が良かった。
いわゆる、幼なじみってのかな?
ま、今となっては表のみの友達と言った所だろうか。

めんどくさいまま、メールの本文を読み始めた。