「なんもねぇじゃん!!」


「うそぉぉぉぉぉぉぉ」




少し遠くで凪の悲惨な声が聞こえた


買い出し行かなきゃか.........

コイツひとりでだいじょぶか!?



迷いに迷った末、族潰し見守り隊の奴らに電話をした




「あーもしもし」


────「なにー?」




まず最初にかけたのは一番頼れる叶汰

何かと頼りになるしな




「今から凪ん家来れるか?」


────「いーけど.........なに?」


「熱出たんだよ。ついでに千尋呼べ」


────「ちーちゃん弥生にかわって族潰し行ったけど?」




あんのクソアマ.........

自由人すぎるのも程がある




「弥生と2人で来い。必要なもの買ってな」


────「りょーかい。すぐ行くよ」



頼りになるな、副総長............


寝室に行くと凪は熱にうなされていた





「あお、い............」




そんな凪の細くて消えそうな声は俺の耳には届かなかった