………!!!?



なに!?


何が起こってんの!!??



でもこういう時ってじっとしておいた方が良いよ…ね?




アタシは静かに目を閉じた。。。





……。

…………。




ビショビショになったアタシ達の制服は、太陽にあてられて、キラキラと水面にうつしだされていた





「ん……ぷはっ!!!」




「……。」




く…くるしぃ…。



キスに圧倒されて息してなかったし!!!!



「息しろよ…。」





「だって……忘れてて…」




「ぷはっ!!……あはは…美紀やっぱり天然だよ!!顔赤いし!!」




もぅバカにして……。


でもなんか…。




顔が赤いのはアタシだけじゃないみたい…?




笑う俊也の頬が、少しピンク色なのは、アタシの気のせいかな…?


するとアタシは思わず言った…







「グレープ…グレープ味…??」




「何が…?」





「俊也の唇、グレープの味がした。。。」




「……ははっ。。。美紀の唇もだよ?」





「「っははっ!!あははははっ……」」




そういって、アタシ達はズット笑っていた…。





アタシのファーストキスは、



初めてのキスは




グレープジュースの味がした。。。





俊也もそうであってほしいな…♪