だんだんと加速をつけて…
斜めになっていく機体。





あ…
もうだめだ。。。




心臓の奥がフワッとして、
機体が地面から離れていく…




なんか…
カラダが重たくなった感じ。





もう…
ムリ〜〜!!



絶対死んじゃう!!


もう、
アタシは訳が分からなくなって
まさしく、パニック状態。




とっさに、横に座っている
俊也の手を握った。




「なに……?」




「怖いから……、ちょっと握っててもいい…?」





「怖い…?なにが…?」





「つ…墜落しないよね…?」





「……?」



あ…アタシったら
なにいってんの!!?




俊也、不思議そうに
首かしげてるじゃん!!!




こんな感じで、
アタシはますます
パニックに………