シンデレラが元の姿に戻る頃、
アタシは俊也に送ってもらっていた…。






「結構楽しかったね…。今日」




「まあな。」





「マタ来年もこんな感じでやるのかな?」




「そうなんじゃねぇ?」




「じゃ…。送ってくれてありがと…。」



アタシがドアのぶに手をかけて俊也に手をふろうと前を向いた瞬間…




おでこに柔らかいものが当たった…。




そう…。

俊也がおでこにキスなんかするから…




すると俊也は何事もなかったかのように、「じゃーな。」って手を振ると、帰って行った。




俊也にキスされた部分が、
軽く熱を帯びてて…





バカ……。




そうひとこと、
つぶやいた後アタシは家に入って行った。