こんな事、ココロの中では思っていても今は気分が悪いから言える訳でもなく…




俊也は階段を上って広いベランダに出ると、アタシをベンチの上に寝かせた。



ベンチの上は冷たくて、顔のほてりが抜けていく感じがした。




「俊也ぁ…。ありがと。。。」





「べつに。。。」




はははっ…。

チョット照れてる??



それより…
なんでアタシはジュースとワインを間違えるわけよ…。


ほんとツイてない。。。
今日は楽しいパーティーだったのに…。




でも、

そもそも、なんであそこにワインが置いてあるのかが問題じゃん!!



少し覚めて来た酔いと共にアタシは夜空を見上げた。



上を見上げると星空が広がってるハズ……………が…


俊也の顔!!?



何気なく見上げたら、

そこには星空ではなく



俊也の顔があった。