「ふぅ……。」





「なーにため息ついてんのぉ〜。」





コンテストが終わって待合室にいたアタシは思わず大きなため息をついてしまった。




横にいた明日香に肩を叩かれたアタシは、もう一度ため息をついてしまう…。





「だってぇ…ホントにアタシが優勝なのかぁ〜なんて思うと全然実感がないからズット夢みたいなんだもん…。」







「ふ〜ん…。。。アタシは3位でも嬉しいけど、やっぱり一位だと、重荷になっちゃうよね…ごめんね、なんか…アタシ達が勝手に応募なんかしたから……。」






「ううん…、楽しかった。ありがとう。」






ホント…



今でも夢みたい。。。



アタシ達が優勝なんて…



ズット今も夢を見てるみたい



でも…

ホント、明日香達には感謝してる。。。




始めはヤダって思ってたけど…
四人でこんなにも楽しい時間を過ごせたから…



でも…



このコンテストがきっかけで


アタシの人生がガラリと変わって行くなんて…



この時はまだ何も

分かっていなかったんだ…。