「ったく…。間違えちゃったぁ♪……じゃねぇよ。。。」




「俺達頑張ったのにな…?」





日がだいぶ落ちてきて、水着から洋服に着替えたアタシ達は、パラソルの下で、俊也達が買ってきてくれたジュース達を飲んでいた。




そこでスネているのは、この男連中二人…。





まぁ…アタシたちが間違ったからダメなんだけど…?



俊也達には悪いことしちゃったなぁ…。




暑い砂に埋もれて、ぬるくなってしまったジュースをあけて、ゴクゴクと俊也達は飲んでいる。




「ハイ。コレは美紀のな〜。」



そういうと俊也はアタシにジュースを手渡した。





アタシはジュースのラベルをみると、懐かしい、甘酸っぱい香りが漂った気がした。。。




……。
これって…。



【グレープジュース】…。


俊也、まさか覚えてて?



……。




グレープジュース
アタシ達の恋の味…。





チラリと俊也を見てみると、ニコリと微笑む俊也がそこにはいた…。