俺が座りこんでても通り過ぎる人はみんな見て見ぬ振り。 俺みたいなはぶれものはだめなんだと思っていたら上から声が聞こえた。 「あの〜、大丈夫ですか?」 女の声がしたと同時に 「すごい血じゃないですか!!」 そう言いながら鞄の中からなにかを探していた。