この見た目だから女には困らなかった。 来るもの拒まず去るもの追わずってやつ。 中学のころは本当に調子こいてた。 なんにもできねぇ中坊がいきがって一丁前に大人のふりをしていた。 しかしある日喧嘩で負けなしの俺が喧嘩で負けた。 屈辱だった。 これ以上の悔しさはなかった。