「でも、奈々がいなくちゃだめなんだ。」 えっ…? 「奈々がいないと幸せになれない。」 そう言って魁斗は私をまた優しく抱きしめた。 「今度こそ俺が守る。二度と奈々を傷つけない。だから帰ってきてくれ。」 魁斗…… 私は帰ってもいいのかな? 魁斗のそばにいたい。 魁斗と笑いたい。 魁斗と泣きたい。 魁斗と怒りたい。 魁斗と経験したいこと、やりたいこといっぱいいっぱいある。 「奈々、おいで。」 そう言って魁斗が笑った時 私は目が覚めた。