気づいた時にはもう遅かった。 凜ちゃんが私を突き飛ばしたはずみで足を滑らせ道路に倒れこんだ。 そこへ差し掛かる車。 「う…そ…でしょ……?」 広がる真っ赤な液体。 「なんで…私をかばったりしたのよ!!!」 私は倒れた凜ちゃんをかばって車にひかれた。 遠のく意識。 あぁ、私、死んじゃうのかな。 凜ちゃんがなんか言ってるや。 最後に…魁斗に会いたかったな。