「やっぱ、それが一番だよね」 「恋は簡単に手に入らないから、沢山学んでようやく分かるのよ」 「そっかぁ」 「うちなんて、恋したくないって思う日が多いけど」 「あたしは恋に恋してるって感じ??」 「あぁー…、ありがちだもんね」 「少女漫画のように、ハッピーエンドじゃなくても。 ちゃんと言いたいこと言えればいいのにね―」 そういって、あたしは布団から顔を出す。