一番嫌いなアイツは彼女持ち





「ありえないでしょうね」




「えぇーどうして??」




「この世界には、自分と同じ考えを持つ人ばかりじゃないの。




誰とでも仲良くしたい人と、数人の人だけでいいって思う人と」





「そうなの??」




あたしはみぃの言葉が、大人っぽく聞こえる。




「逆に皆同じ顔だったらどうする??」




「それ気持ち悪い…」




「それと同じってことよ」




そういってみぃは、枕に顔をうずくめた。