そして、家の支度を済ませる。 この家にはもういれない―。 「みぃ、ただでタダで泊まるなんてあたしには、幸せな家庭過ぎる―。 一途でいれなかった自分の罰としても、 あたしは受け入れるために、家にお金を入れたい」 「でも」 あたしはみぃに、柔らかく笑う。 「みぃ、友達としてそうさせてほしい…」 そういって、哀しげに笑った。 あたしの家庭が崩壊して時点で、気づいた。