一番嫌いなアイツは彼女持ち





「どうしたの…?」



あたしは何気なく聞いた。




本当はそれどころじゃないけど。





「どうしたのって、まーちゃんその傷…」





「あはは、お父さん怒っちゃった」




あたしはぼろぼろの足で、みぃに近づく。




体中、青いあざで傷だらけ。



顔も大きく腫上がっている。




「まーちゃん…」